都会に住んでいる蛙の元にある日田舎に住む両親から
手紙が届く。
スグカエレ。
何ごとかと思った蛙は数年ぶりに故郷に帰る事にした。
お洒落をして故郷へ出発。
電車に乗りバスに乗りやっとの思いで故郷に到着。
しかし、故郷に帰った蛙の目に写ったのは都市開発と
書かれた工事現場。
両親は?友達は?
そんな事を考えながら蛙はフラフラと歩き始めた。
歩いているうちに蛙は悲しくなって目から涙が溢れた。
都会暮らしに慣れた蛙は改めて故郷の大切さを思った。
足下には蛙が流した涙が水たまりになって星空を映した。
星空を見上げた蛙の目に流れ星が写った。
独りぼっちになった蛙は待ってと言わんばかりに
流れ星を追い掛け始める。
走る内にリボンはほどけ蛙は故郷に住んでいた頃の
姿になった。
流れ星を追い掛け、疲れきった蛙の目の前に
は両親の姿が。
これは流れ星が起こした奇跡のファンタジー。
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